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zoom RSS 二度とこの手を離さない   感想:(-_-)

<<   作成日時 : 2006/08/07 20:40   >>

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「二度とこの手を離さない」鹿住 槇/ライトグラフU ダリア文庫 2006年5月20日第一刷発行 本体495円+税 ISBN4-86134-126-4

☆あらすじ 《こんなに好きなのにあいつには恋人が・・・。》
 渡部雅則は高校の頃、クラスメイトだった藤井圭介と一度だけ関係を持ってしまった過去がある。気まずいまま卒業し、複雑な想いを抱え続けていた雅則は、他社から引き抜かれてきた圭介と再会する。流されるままに再び身体を重ねてしまうが、圭介には既に恋人の山科がいた。圭介を好きだったことに今更ながら気付いてしまった雅則は切ない想いに封印をし、諦めようと決意するが・・・。

★ストーリー概要
この本は・・・

 中小の化粧品会社の健康食品部で営業をしている雅則。噂ではヘッドハンティングされ大手製薬会社から転職してきたのは、高校時代のクラスメイト・圭介だった。3年生の時初めて同じクラスになった圭介とは一度だけ誰もいない更衣室の床の上で抱き合った事があった。しかし、不毛な関係に不安を抱いた雅則が圭介を避けるようになり、自然に疎遠になっていったのだ。
 突然の思いがけない再会に、昔のことを今でも心のどこかで引きずっていた雅則は動揺する。しかし圭介の指には結婚指輪が光っていた。圭介が既婚者である事にホッとする雅則だが、人事部に恋人がいる同僚からの情報で事実婚らしいと分かる。
 雅則にも大学在学中から付き合っていた恋人がいたが、半年ほど前に別れていた。その事実は周りには話していないため、未だに雅則には結婚を前提とした恋人がいると思われている。
 噂の新人である圭介は自然と周りから遠巻きにされてしまい、元同級生だった雅則に助けを求める。お互いもう大人なのだから過去の出来事は忘れ、普通に接して欲しいと言うのだ。周囲も昔からの知り合いとしれてしまっているのに、避け合っているのは変に思われるだろうという圭介の言葉に同意する雅則。
 圭介の話ではヘッドハンティングされたわけではなく、コネで再就職を世話してもらったという事だったが、元から実力があったのか圭介は大きな契約をまとめてくる。圭介のミスを雅則が助けた事でお詫びに食事に誘われ、その帰りに圭介の同居人・山科と会った雅則。山科の指にも圭介と同じリングが光っているのを見つけ、彼が圭介の恋人だと確信する。
 雅則は山科に嫉妬している事を自覚し、今でも圭介を好きな自分に気付くが手遅れである事は分かっていた。切ない想いを隠し続ける決意をする雅則。
 圭介はバリバリ仕事をこなし動き回っている。そんな圭介を密かに心配する雅則。会社のトイレで具合が悪くうずくまっている圭介を発見し、病院に連れて行く。腎結石と診断され点滴を打ち回復した圭介をアパートまで送った雅則は、誘われるまま部屋に上がり、流されるまま寝てしまう。
 部屋を出たところで帰ってきた山科に引き止められ疑われるが、しらを切り通し、プライベートでは付き合わないし仕事でも必要以上に近づかないと誓う。
 翌日の会議で雅則は圭介のフォローに付くことになり、山科と約束したばかりなのに仕事でも一緒に過ごさなければならなくなった事に困惑する。打ち合わせ中にベタベタしてきた圭介に素っ気なく振る舞う雅則。あれは間違いだったと再び圭介を避けようとする雅則に「今度こそお前を手に入れる」と迫ってくる圭介。
 雅則は山科がいるくせにそんな事を言ってくる圭介が信じられない。しかも圭介は雅則には恋人がいると勘違いして「日陰の身でいいから」と言ってくる圭介にそれは自分の方だと思う。
 雅則を待ち伏せし、デートに向かう雅則について行きたいと言い出す圭介。ついに雅則はキレ、圭介を目に付いた居酒屋に引っ張り込む。そして自分には恋人などいない事を打ち明ける。また圭介も雅則が山科との関係を誤解していた事をようやく知る。圭介が高校入試で見かけた時から雅則に惹かれていた事を知り、重荷になっていた思い出が少しだけ救われた気がする雅則。
 両想いでお互い障害もないと分かった二人だが、雅則は山科とハッキリ話し合わなければ圭介と付き合えないと思う。圭介と別れ山科に連絡しバーで待ち合わせる。
 圭介と寝たことを指摘され、自分も圭介を好きだと告白する雅則。山科の圭介への気持ちを知っても諦めることは出来ないとハッキリ告げる。山科も圭介の人の良さに付け込んで同居しているものの、想いが成就する事はないと感じていた。山科はすぐに部屋を出て行くと言い、こっそり呼び出した雅則に後を託し去って行く。同じ指輪を嵌めるような圭介の気を持たせる態度を責めるが、いきなり指輪を外すと問題がありそうな圭介はそのまま嵌めていた方がいいという事になり、圭介は似たようなデザインで二人同じ指輪を新調しようと持ちかける。雅則は嵌めなくてもいいけれど持っていて欲しいと言う圭介。
 雅則の部屋で抱き合い、圭介を愛しいと思う気持ちを自覚した雅則はあの頃よりも恋が成長した事を知る。
 山科は3日後には部屋を出て行き、指輪を残していった。山科の覚悟を見た気がする二人は、どう処分したものかと相談する。山科の指輪をもらうのも圭介を譲られたようで嫌な雅則は、新しい指輪を作ったら一緒にしておこうと提案する。週末に指輪を作りに行こうと誘いながら、恋も指輪も一から作っていこうと思う。

というお話です。

★思いつくままの感想
 一度だけの過ちを引きずっていた雅則が思いがけない再会を果たし、自分の気持ちを自覚するも彼には既に恋人がいた事で後悔し、流されるままに寝てしまい後ろめたさを感じたり。高校時代の雅則は臆病で恋から逃げてしまったけれど、結局は自分の気持ちに嘘はつけず、最終的には圭介を手に入れます。雅則が子供だったように圭介もまた子供だったために、一度は離れた二人が大人になって結ばれるお話。二人に振り回された形の山科が気の毒。

★評価 ★★★☆☆
 流されキャラの雅則。高校時代といい再会してからといい、もうちょっとキッパリと拒否する態度があっていいのでは?圭介も人の気持ちに疎すぎる。山科の気持ちを分かっていて中途半端に優しくするのは罪作りなだけ。キッパリ拒否するのも優しさ。

★勝手なキーワード
 元同級生 三角関係 ペアリング 日陰の身 再会

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